過去ログ - 勇者「君じゃ主人公は務まらない」
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250: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/11(水) 01:03:15.46 ID:/ihPXn0p0

魔王「私の部下と少し手合せをして欲しい。実力のある人間とちゃんと戦える機会なんて、そうそうないもの。だから、やる気と言うか何と言うか、火を付ける為にも、どうかお願いするわ」

A「お願いをされる立場じゃないだろう、むしろ命令されるような立場だ。行けと言うなら行くさ。……手合せでも何でもするが、やる気を出させるって、なんだ、そんなに目に余るほど怠けた奴がいるのか?」

魔王「別に怠けているというわけではないのだけど……。少し、見る方向を誤っているみたいでね。色々と心配だから、軌道修正をお願いしたいわけ」

A「戦闘面ならともかく、心の問題は専門外だ。俺がいい薬になるとも思えないが、それでもいいのか?」

魔王「人間と戦うことに意味があるのよ。貴方の実力なら、そうすぐ死んでしまうこともないでしょう」

A「まるで確実に殺しに来るような言い方だな。これでも今は、お前さんたちの味方のつもりなんだが」

魔王「もちろん、私もそう思っているわ。だけど、それとは別で、人間相手だと殺すしか選べない子なの。よろしくね」

A「……どうなるか知らんが、まぁ、お互いに死なないようには頑張る」

魔王「ふふ、きっと大丈夫よ。決闘は明日に行われるわ。正確な日時は追って伝えるから」

A「あぁ、分かった」

魔王「……あら、丁度いい時間ね。夕食が出来る頃だわ。私と一緒に皆で食べましょう」

A「いいのかよ、まるで客人をもてなしているみたいだ」

魔王「私はそのように扱っているわ。いきなり愛想を尽かされても困るもの。快く受け入れられるのは慣れてない?」

A「……あぁ。……二人も呼んで来よう」ガチャ

魔王「あ、ちょっと、待ってよ。もしかして地雷だった?ねぇ?」バタン


 


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