過去ログ - 勇者「君じゃ主人公は務まらない」
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58: ◆4S1Ttn1X06
2015/02/08(日) 20:38:31.03 ID:YZkkOVSn0
A「俺を止める為だけに呼んだってのか?」
王女「いいえ、むしろここからが本題ですよ」
A「いいだろう、話してくれよ」
王女「魔王と国王との間で交わされた密約についてです」
A「……密約?」
王女「関係者以外は知らない。決して明かされることのない約束事ですよ」
A「こうして俺に話しているわけだが」
王女「場合が場合なので、貴方には知っておいて欲しい」
A「…………」
王女「魔王軍とこの国が手を結んだのには理由があります」
王女「戦争を起こすことで文明の成長を促し、兵器開発を進める為です」
A「兵器だって?それは重火器とかか?」
王女「それもあるでしょうね。戦争に勝つ為だけではなく、どちらかと言えば別国に売るのが目的ですが」
A「今まであれほど激しくぶつかって来たのに、裏ではそんな取り決めを……」
王女「激しくぶつかり合うことはあれど、決めた領域までは踏み込んではいません」
A「金儲けの為ならなんだって良いって言うのか?」
王女「魔王の考えは分かりませんが、私の父は恐らくそう思っているのだと」
A「……分かった。納得はしないが、そういう前提で話を進めてやる」
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