過去ログ - 勇者「君じゃ主人公は務まらない」
↓ 1- 覧 板 20
61: ◆4S1Ttn1X06
2015/02/08(日) 21:13:58.95 ID:YZkkOVSn0
再投稿。
A「……魔王が待ち構えてるのにも意味があると言っていたのは、そういうことか」
王女「魔王に会ったのですか?」
A「ああ、この間な。少しばかり世間話をした」
王女「どうしてそれを言わなかったのです」
A「俺がそんな面倒なことをすると思うか」
王女「あぁ、貴方はそういう人でしたね」
A「お前はこの国と一緒に滅ぶのか?」
王女「私にとってこの国は、ただの鳥籠のようなものですから」
A「鳥籠?そこまで窮屈でもないだろ」
王女「いいえ、窮屈でしたよ。ある人の胸へ飛び込むことも叶わないのですから」
A「……」
王女「勇者を殺してしまうだなんて、言わないでください」
A「……まだ言うのか」
王女「殺してしまえば、何かが終わるというわけではないのですよ」
A「終わるんだよ」
王女「終わりません。きっと、貴方は後悔をし続ける」
A「お前には分からない」
王女「ならば教えてください」
316Res/199.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。