過去ログ - まおう「ゆうしゃ?おまえが?」
1- 20
1:saga[sage]
2015/02/05(木) 23:05:51.15 ID:Qsjdxzspo
まおう「ひまだ」

まおう「世界征服を宣言してずいぶん経つが」

まおう「勇者がやってくる気配は一向にない」

まおう「というより」

まおう「もうほとんど世界征服しかかっちゃってる」

まおう「なんだよみんな頑張りすぎだろ……私がやることないではないか」

まおう「ていうか人間界とかいらないんですけど。魔界だけですでに持て余してるんですけど」

まおう「はぁ」

〜♪

「あ〜くをう〜つ〜、せい〜ぎのや〜いば〜♪」

ゆうしゃ「勇者、参上!」



まおう「なんかへんなのきた」


SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:07:56.29 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「とぅおぅううりゃああああ!!」

ゆうしゃのこうげき! まおうは 1のダメージをうけた!

まおう「……」
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:09:30.90 ID:Qsjdxzspo
ドガシャァァァン

まおう「おい、側近」

シュンッ
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:11:21.63 ID:Qsjdxzspo
まおう「先ほどはせめてもの情けをかけてやったのだ。貴様では私には到底勝てぬ、わかったらさっさと帰れ」

ゆうしゃ「うるせい、問答無用!」

ゆうしゃのこうげき! まおうは 1のダメージをうけた!
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:13:08.95 ID:Qsjdxzspo
シュゥゥゥゥ…

ゆうしゃ「あ、あいたたたた……」

まおう「な……っ!」
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:15:22.36 ID:Qsjdxzspo
まおう「ふぅ……私としたことがつい熱くなってしま……」

ガラガラ

ゆうしゃ「あー、今のはさすがにダメかと思った」
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:17:12.95 ID:Qsjdxzspo
まおう「……」

ゆうしゃのこうげき! まおうは 1のダメージをうけた!
ゆうしゃのこうげき! まおうは 1のダメージをうけた!

以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:18:45.24 ID:Qsjdxzspo
カシャン、ゴロン

ゆうしゃ「はぁーあ、もう完全にやる気なくしたっすわー。どーせ僕に世界なんて救えないっすわー」

まおう「……」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:20:40.73 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「え、少しくらい戦いの後のピロートークに花咲かせましょうよ」

まおう「気持ち悪い表現やめろ」

ゆうしゃ「魔王さんも、なんで僕が倒せなかったのかとか気になりません?」
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:22:27.71 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「まず、僕たちの世界には『勇者システム』というものがあります」

まおう「いきなり何を言っているかわからないのだが……まあ、続けろ」

ゆうしゃ「勇者志望者は天界に志望動機を書いた履歴書を提出して書類選考を通り、他の志望者との集団討論、女神さまとの個別面談を経て、合格者のみが勇者になれます」
以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:24:51.46 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「納得のいかなかった僕は、直接天界の女神さまのもとへ直談判にいきました」

ゆうしゃ「門前払いをされても門の前で何日もプラカード片手に居座ってやりました」

まおう「やってることが勇者じゃなくて荒くれ者のそれだよね」
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:29:49.47 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「そうして僕は晴れて勇者になりました」

まおう「今の話に全然晴れがましい要素ないよね。とても世間に顔向けできないよね」

ゆうしゃ「勇者と認められた者にはなななナント素晴らしい特典がついているのです!」
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:32:23.44 ID:Qsjdxzspo
まおう「つまり不死の身体を手に入れたということだな。よしわかった、帰れ。さあ帰れ」

ゆうしゃ「え、それだけ?不死ですよ、不死!こんなビックリ人間が目の前いるんですよ?!質問タイム入っていいですよ?!」

まおう「いやまぁ、そんな連中配下にけっこういるし……」
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:35:50.84 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「僕は北のはずれの小さな村の生まれなんですが自慢じゃないですけど昔から運動も勉強も全くダメででも勇者になりたいという思いは人一倍強くそうした思いもあってか何とか勇者になれたんですけどどういうわけか酒場で仲間が一人も集まらず仕方なく単身冒険に出て能力に任せたごり押しプレイで何とかここまでやってきたんですがご存じのとおりそのせいか全然レベルが上がってないみたいでどうしようかまあとりあえず死なないんだし魔王城行っちゃおうかとぶべらっ!」


まおうのこうげき!ゆうしゃに99999のダメージ!

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/02/05(木) 23:37:25.08 ID:Qsjdxzspo
まおう「で、お前は何が望みなの?金、名声、権力何でも好きなものをお前にやろう」

ゆうしゃ「フゥーッ、出ましたね!いかにも魔王らしい取引!でもね、そんなことじゃあ僕は動かせませんよ〜?」

まおう「いや殺せないんだったら、純粋にただ帰ってほしいだけなんだが」
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:39:55.85 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「……しいていえば、モテモテの人気者になりたいです」

まおう「……空気読んだな」

ゆうしゃ「ちっ、ちがいます!僕は心から、僕のためのハーレムランドを作りたいだけです!」
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:42:25.39 ID:Qsjdxzspo
まおう「……こんな人間にはたして協力したものか悩むところだが。まあいい、それならばひとついい方法がある」

ゆうしゃ「ほう、なんです?」

まおう「これから私が人間の町を襲う。そこに駆けつけたお前が私を倒して、めでたくお前は町の英雄だ。女からもモテまくりだ、やったな」
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:45:13.06 ID:Qsjdxzspo
〜とある町〜

まおう「うー、オホン。フハハハハ、私は魔王だ!人間どもよ、貴様たちを滅ぼすために直々に来てやったぞ!」

まおうはじゅもんをとなえた!まおうはきょだいなりゅうへとそのすがたをかえた!
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:47:16.60 ID:Qsjdxzspo
賢者「まさか人間界に魔王が直接やってくるとは予想外でしたね」

戦士「へぇぇ、こいつが敵の親玉ってわけかい」

魔法使い「町の人たちは私が魔法で守るから、勇者、やっちゃってちょうだい!」
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:49:31.86 ID:Qsjdxzspo
勇者のこうげき!まおうに124のダメージ!

戦士「これでも、喰らえッ!」

戦士はごうかいにオノをふりまわした!しんくうのやいばがまおうにおそいかかる!
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/02/05(木) 23:51:45.94 ID:Qsjdxzspo
ゆうしゃ「れ、レベルが高すぎてまるでついていけない……」

ゆうしゃ「僕は一体どうしたらいいんだろ……」ハッ

ゆうしゃ「そうか!ここで魔王さんが勝っちゃえば、なおさら僕の評価はうなぎのぼり!」
以下略



53Res/30.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice