11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/06(金) 20:28:21.70 ID:+AkwQ9aA0
ひどく疲れた後は腹が減り、出されたスープを一気に平らげた。味はまぁ、悪くはなかった。
僧侶「あら、後片付けくらい私がやりますよ」
魔人「いや、いい…自分のことくらい自分でやる」カチャカチャ
魔人(この女のドジっぷり目に入る方が疲れるわ…)
僧侶「洗ったお皿は置いておけば自然に乾くので、後はもうベッドで休んで下さい」
魔人「お前はどこで寝るんだ」
僧侶「あ、あれはお客様用のベッドなのでご心配なくー」
魔人「そうかよ」
女に遠慮しているわけではなかったが、人の寝床を奪いたいとも思わなかった。
遠慮なくベッドに横たわるが眠気はなく、自然と部屋の様子を見渡すようになる。
家具は質素だが、棚の上には置き物が色々ある。掃除はまめにされているのか、ホコリはかぶっていない。
魔人(あの女の趣味なのか…?)
リアルな木造の馬だとか刀をモチーフにしたものだとか、偏見だが男っぽい趣味の置き物ばかりだ。
まぁ、あの変な女が「女らしい」ものを好むとも思えなかったが。
魔人(ま、どうでもいいか)
そんなことを考えている内に時間は経ち自然と眠気はやってきて、緊張感は抜けないながらも俺は眠りについた。
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