125: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/17(火) 19:26:20.41 ID:Hye/S/uT0
その後、僧侶と約束をした。
待つのは構わないが、1人で暮らすのが無理なら無理をしないこと。
そして心変わりしたら、俺を気にせずに自分の人生を送ること。
僧侶「心配性ですねー魔人さんは」
僧侶はそう言って可笑しそうに笑っていた。
全く他人事のように――あの馬鹿女は。
魔人(あいつも、俺との繋がりを大事にしてくれているってことか)
想っていた男には忘れられ、他に身寄りのない天涯孤独の身。
だから1番身近な存在である俺に、依存しているだけかもしれない。
それでも、その依存心が僧侶を支えているとしたら。
魔人(依存されてやるのも、俺のできることか…)
俺が出て行った後、僧侶は別のものに依存するかもしれない。
それで俺への未練が無くなったなら、それはそれで構わない。
魔人(だけど…)
僧侶『私が待っている…そう思えば魔人さん、死ねないでしょう?』
魔人(そんなこと言われたら…信じないわけにはいかねぇだろ)
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