61: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/12(木) 19:42:24.48 ID:zorRjnWi0
しばらく歩き、湖畔に辿り着く。
女は草むらに腰を下ろし、ふうっと疲れたようにため息をついた。
僧侶「静かー…」ポカポカ
魔人「そうだなー…」
僧侶「気持ちいいー…」
魔人「あー…」
僧侶「綺麗ー…」
魔人「…」
………
駄目だ、静かすぎて落ち着かん。
魔人「うー…」ウズウズ
魔人「!」
と、俺のアンテナにあるものが引っかかった。
魔人「ちょい席外す。1人でも大丈夫だな」
僧侶「あ、はい。しばらく動きませんのでー」
魔人「そうか。じゃ」
俺は女に背を向けると全速力で駆けた。
久々の全力疾走で体が訛ってきていることを実感する。こりゃ、まずい。
まぁ運動不足は後から挽回するとして、俺はそいつの所に辿りついた。
魔人「おいコラ!」
猫男爵「!?」
魔人「久しぶりだなぁオイ」
猫男爵「魔人…!!」
そいつは、魔王軍の中では比較的喋る仲だった猫男爵だった。
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