89: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/15(日) 16:50:34.39 ID:IK6jdd6z0
魔人「気に食わねぇな…!!」
暗殺者「!?」
俺は起き上がり、暗殺者の刃を素手で掴む。
それだけの動作で傷口が激しい痛みが走ったが、とにかく――
魔人「おい馬鹿女、泣くのはやめろや!!」
僧侶「!」
腹立たしいことこの上なくて、俺は痛みを無視した。
大人しく伏せていたらあの馬鹿女が泣きやがる。
魔人「オイコラ、この通りピンピンしてっから勘違いすんじゃねぇよ、馬鹿が!!」
嘘だ。頭はフラフラするし、相当無理している。
それでも弱っているのを悟らせない為、顔を必要以上に強張らせた。
暗殺者「ば、馬鹿な…」
そこで暗殺者どもが勘違いを始める。
「あれだけのダメージが効いていないのか…」
「怒りに着火した様子だぞ…」
「まずいんじゃないのか…」
あぁ、こいつら怯んでやがる。
やはり根は臆病な人間どもか――これは好機かもしれない。
魔人「テメェらァ…」ニタァ
暗殺者「!」ビクゥ
魔人「調子こいてんじゃねぇぞコラアアアァァ――ッ!!」
そして俺は力任せに――
渾身の一擊で、地面に大穴を空けた。
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