過去ログ - 絵里「百万回の愛してるなんかよりも」
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7: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 01:45:58.62 ID:gyarNnQJ0
穂乃果「まあまあ落ち着いてよ。…ところでうちのお母さん、調子よくなってきたから、明後日から生徒会復帰するね!ことりちゃんも衣装作りの目処がついたから明後日から生徒会できるって!」

海未「はい、わかりました。正直2人だといろいろ間にあわなそうだったので助かります。お母様に、お大事にしてくださいと伝えて下さいね」

穂乃果「うん、ありがとう、伝えとくね!明日こそ絵里ちゃんが勇気出してくれるといいねー! じゃ、おやすみ!」
以下略



8: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 01:50:35.62 ID:gyarNnQJ0
海未「愛してる」

そう、口の中で小さく呟いてみる。
なんだか甘美で、それでいてくすぐったくて、少し切ない。
切ないのはきっと、この言葉を聞いてくれる人が隣にいないからだろう。
以下略



9: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 01:55:46.91 ID:gyarNnQJ0
海未「明日こそ、お願いしますよ、絵里」
 
昨日も、一昨日も、その前の日も、同じことを言ったことを思い出し、思わず苦笑いをして、私は眠りについた。


10: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 02:01:37.89 ID:gyarNnQJ0
―――――――――――

海未「今日はこのくらいにしましょうか」

絵里「ええ、そうね。丁度きりがいいし、帰りましょうか」
以下略



11: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 02:06:10.55 ID:gyarNnQJ0
突然告げられた、2人きりの時間の終わり。あと、チャンスは帰り道の十数分だけ―

絵里「覚悟を決めなさい、絢瀬絵里。きっと、これを逃したら私に次はないわ」

自分のことは、自分が一番わかってる。多分、ここで言わなくちゃ私はもう無理だろう。
以下略



12: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 02:11:10.57 ID:gyarNnQJ0
―――――――――――

海未「絵里、今日までありがとうございました。」

絵里「ううん。私もいい勉強の息抜きになったから」
以下略



13: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 02:15:16.96 ID:gyarNnQJ0
絵里「私ね……」

続く言葉が出ない。想いはとっくに溢れているのに。
怖い。
あなたに想いを伝えるのが。
以下略



14: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 02:20:30.17 ID:gyarNnQJ0
絵里「…グスッ…」

涙まで出てきてしまった。
何をやっているのだろうか私は。
後輩を呼び止めておいて、何も言わないと思ったらいきなり涙ぐむなんて
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/02/07(土) 02:21:09.71 ID:uRexHfMRO
スレタイAqua Timezか


16: ◆k6yTlf7JdQ[saga]
2015/02/07(土) 02:25:59.29 ID:gyarNnQJ0
絵里「海未ッ…」ダキッ

あなたを抱きしめた。相変わらず伝えたい言葉は出せないけど、伝えたい想いだけはしっかり込めて。
あなたは最初すこし驚いていたが、抱きしめ返してくれた。
ああ、なんだかあったかくて、心がぽかぽかする。
以下略



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