1:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 20:27:21.16 ID:hpLGT2FW0
ボクは適当だった
適当に生きて適当な人生を送っていた
何故なら選択するのが嫌だったから
適当に流される方がよかったから
『後悔』なんてしたくなかったから
だからボクは正解も不正解もない『適当』を選んでいた
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 20:32:35.75 ID:hpLGT2FW0
だけど、
道端を歩いていた女の子に向かってトラックが突っ込もうとしている時、
考える時間も、ほんの一瞬行動を躊躇する瞬間でさえ許されない時、
3:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 20:36:54.48 ID:hpLGT2FW0
すぐにベンチから立ち上がり
前に突き出した足を妨害するかのように膝上から落ちてきたノートパソコンを蹴り飛ばし
一直線に走って進んで
4:名無しNIPPER[sage]
2015/02/07(土) 20:40:04.05 ID:2/0c66Kxo
期待
5:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 20:43:46.01 ID:hpLGT2FW0
……
「おーい、生きてる」
さあ、ね
6:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 20:51:16.09 ID:hpLGT2FW0
あれ
「当たり前だろ、お前みたいなもやしが間に入ったところで腹の中に紙入れて防弾チョッキ代わりにしてるようなもんだ」
ありゃま
7:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 21:02:23.22 ID:hpLGT2FW0
……なんとかならないかな
「なんとか、て?」
女の子の命を助けること
8:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 21:23:05.09 ID:hpLGT2FW0
「……お前、面倒くさい奴だな」
はい?
「お前が選んで命捨ててんのにその結果が望んだものじゃなければ後悔するのか」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/02/07(土) 21:40:26.30 ID:hpLGT2FW0
「んで、そんなお前が俺にさっき要求したのはそのこじつけだよな」
は?
「え、だってお前が選んだのは女の子を『庇う』ことだろ?」
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