過去ログ - 提督「実は男でした」
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6:Ikedax556saga
2015/02/07(土) 23:03:29.19 ID:aE2qJDLgO
廊下を渡る提督。

彼女の任されている鎮守府は、なかなかに大きいものだった。

無論、廊下を歩いていれば艦娘たちもいるはずなのだが、今日は珍しくいないようだ。

彼女が向かっているのは、乾燥機がある部屋、すなわち入渠部屋である。

だが、そこには人がいた。

鳳翔「あら、提督。どうしました?」

提督「こんにちは、鳳翔さん。ちょっと洗濯物があってね。お願いできる?」

鳳翔「ええ、いいですよ。」

そう言って、タオルを受け取る。

鳳翔「あら、これだけなんですか?」

提督「ええ。朝、シャワーを浴びただけですし」

鳳翔「...まだあの事、引きずってるんですか?」

鳳翔は、慈悲深くそう言った。

提督「...昔のことです」

提督はしらを切るように、顔を背けた。

鳳翔「...あれはあなたのせいではありません。そんなに背負いこまないで下さい」

提督「...それは無理です。私は、忘れる事も出来ないし、思うことも出来ない。だからせめて、「女」を捨てようと、これをやっているんです。」

鳳翔はそれを聞いて、短くため息をついた。

鳳翔「...分かりました。でも身体には気をつけてくださいね?」

鳳翔はそう言って、出て行った。

提督「...わかってるわ」

提督もそう言って、部屋を後にした。

一旦切り


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