10:名無しNIPPER[saga]
2015/02/08(日) 02:00:05.93 ID:3GmhqH5AO
12月5日
今日は久し振りに幸せな日だった。
ガーデニングショップの物資回収はほどなく終わり、拠点に戻るとエクスと保安官さんの珍しい姿があった。
それぞれ、新鮮な鹿肉と野菜を持ってきており、メンバーのテンションがあがる。
放浪者の提案で、今日はそれでパーティーをする事にした。保安官さんとエクスも参加した。
楽しい時間だった、まるで学生の頃、学校の行事でキャンプに行き、クラスメートと料理の準備をした時のような、そんな楽しさだった。
食事も美味しかった。久し振りに新鮮な食料は、生きる活力さえ満たすかのようだった。
その後、エクスが放浪者に話があるとして彼が乗ってきた車の中で話を始めた。
気になったが、一ノ瀬さんが野菜抜いてスープだけスラちゃんにあげて良いですかねと尋ねてきたので、問題ないと答えて、浜村さんがビールを飲んでいいわよねと待たずに缶ビールを開けて飲み始めて暴走を止めようとしている内に、二人の話し合いは終わっていた。
あとで聞くと、どうも拠点を襲撃した二人組が生きていて、西の街で活動しているそうだ。不安要素だが、今はさしたる驚異はないだろう。放浪者も救出にいくとは思えない。
それに今はブラインドの脅威を排除するのが先だ。この件はそれから考えても、遅くはないだろう。
山中沙奈記す
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