144:ブレイクタイム[saga]
2015/03/05(木) 23:26:36.78 ID:yZyKa9qAO
【無線】
「よぉ、誰かいるか?」
「…こちら放浪者、どうした保安官、そっちの無線のバッテリーでもきれそうか?」
「なぁに、退屈だから話し相手が欲しかっただけさ」
「…気持ちは分かるがな」
「無線封鎖の件だろ? まぁ、大丈夫だろ」
「…その内また呑みに行くから、我慢してくれ」
「つれねぇなぁ。ま、うちの唯一の常連だからな。鹿肉の燻製できたから、楽しみにしとけ」
「…わかった」
【ファッションショー】
「あ、これとかいいじゃない」
「浜村さん、何してるんですか?」
「あ、山中。退屈しのぎのオシャレよ。山中もこれ似合うんじゃない?」
「なんか、派手ですね」
「そう? どこで回収したか知らないけど、それ万単位の服なんだけど」
「えぇ…!」
「偽物じゃなければだけどね」
「…なんだかついていけませんね」
「そうかもね。それに今はオシャレより、機能的な格好の方が重要だし」
「そうですね、動きづらい服装は危険ですから」
「いつかまた、こんな服が着られる時代になればいいんだけど、あっそうだ」
「なんです?」
「折角だから、山中をコーディネートしようかな。ほら、きたきた」
「え、あ、ちょっと!」
【晩酌】
「…いけるな」モグモグ
「日持ちも効くからな。なんなら持っていくか?」
「…助かる。皆も喜ぶ」
「なぁに、こっちも野菜や物資を貰ってるんだ。いいってことよ」
「…その内、生存者が余るようならここに来させるか?」
「ま、退屈なのは確かだが、なんだかんだで一人が気楽だな」
「…そうか」
「それに、お前さんが顔を出すしな」
「…そうだな」カラン
「もう一杯いるか?」
「…頼む」
1002Res/578.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。