179:名無しNIPPER[saga]
2015/03/12(木) 06:18:19.98 ID:RjGzImKAO
百二十一日目
ガソリンスタンド方面の処理を自分以外のメンバーに任せ、俺は都市中央エリアの偵察を行うことにした。
ゾンビと変異体の大まかな数や、通りの状態、後はめぼしいものが見つかりそうなところを記録し、今後の処理の参考資料にするためだ。
やはり休憩所から少し離れると、ゾンビはあらためて出現したようにいた。冬の期間に終わればと思っていたが、甘い勘定だったかもしれない。
わずかだが積もっている雪が厄介だ。ゾンビの奴等が踏みしめるものだから、圧縮され滑りやすい路面になっている。それだからか、ちょこちょこと滑って転び、悶えているゾンビも見かけるようになった。まぁ、こちらとしては安全に処理できるのでその点はありがたいが、急いで逃走しなければならなくなった時が、な。
今回の偵察も、そういう事態を極力減らすためにしたことではあるが、なくせないことではないからな。
残念ながら冬靴の類は店舗にはあまり置いてない。そのため、靴にゴムを巻いたりして簡易な滑り止めにしてはいるが、滑る時は滑るからな。冬靴でも。それこそスパイクでもついてれば別だが。
変異体の数はモンキーゾンビなど数が居るタイプを抜かせば、およそ二十から三十程度だ。大きな通りはバリケードの敷設と事故なんかで移動しやすいとは言い難い状況だ。
後はやはり、ゾンビ自体の数だ。少しずつ少しずつ、削るしかないな。でかい爆弾でもあれば、スッキリはするだろうが。
後は、効率よく処理していく方法を検討しないとな。
百二十一日目終わり
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