216:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 04:53:17.34 ID:wjfmKEzAO
百二十七日目
拠点を出発する前、覚とあの丸坊主の少年が、エクスに連れられてやってきた。
覚が話すには、嫌な気配を感じ、エクスから情報を引き出して自分は拠点にいるべきと判断し、丸坊主は信用してる訳じゃないから、覚の警護に来たと話した。
正直に話すなら、覚がいくら強力な能力の持ち主だとしても、子供である以上は研究所に避難していて欲しかったのだが、それを読み取った覚がお心遣いは嬉しいですけど、そこまで甘い事態だとは思えませんと、先に言われてしまった。
意志を変える様子もなく、何より俺が居なくなることでの人員のカバーを考えると、やむなしと判断して二人には拠点に居てもらうことにした。もちろん、あくまで拠点だけの話であり、都市への探索はさせないという条件付きではあるが。
山中さんには、拠点の今後の活動を相談し、シェルターの位置を伝える。
研究所がWWPの関係で作られたなら、シェルターも関わりがある可能性が高い。しかも、目撃が多い方向にはシェルターがある場所が含まれる。念の為もあるが、建造されてまもなくの場所だから、問題はないと思いたい。
今はすでに市に作った仮拠点に着いている。コマンダーゾンビを殺した影響かはわからないが、道中あまりゾンビと遭遇することなくここまでこれた。数体はひき殺すことになると思っていたのだが。まぁ、素早く行動できるのに越したことはない。
後は食料だが、以前回収し、持ち帰れなかった分が無事残っていたので、しばらくはなんとかなるだろう。
後は慎重に行動しなければ、まずこの市にヘリが飛んできているのかどうか。まずはここからも飛来する方向を確認しないとな。
百二十七日目終わり
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