過去ログ - これから日記を書く 2冊目
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248:名無しNIPPER[saga]
2015/03/21(土) 03:00:49.68 ID:GC79UseAO
百三十一日目

今日はちょっとした拾いものをした。まぁ、こう書くとなかなか失礼だが。

名前は三間弘幸(みつまひろゆき)、まぁ、今時の高校生って感じだな。なんでも下校途中に襲われて、仲のいい奴と逃げてたが、なんだかんだで一人歩き回ってたそうだ。

それで最近ヘリを飛ばしてるWWPに接触しようとしてたところに、俺と遭遇したらしい。

持ってきた資料を見せてやると、俺、こんなやばい奴等のとこに行こうとしてたのかよと言ったので、その通りだと答えておいた。

こちらの事情を説明すると、むしろ無理やりついてくるつもりだったらしい。説得の手間が省けて助かる。

三間にはガソリンスタンドでの油の積み入れを手伝ってもらって、ワゴンにも給油した。こうやって移動して回収する機会があまりないからな。

途中ヘリが近くを飛んだ時は心臓に悪かった。急いで二人で身を隠してその難は逃れたが、その代わりにヘリの音で集まってきたゾンビから逃げる羽目になった。余裕があれば油以外も回収したかったんだが。

今は都市近くの民家にお邪魔している。持ってきていた食料で夕食を済ませると、何日ぶりの飯だろと三間が喜んで食っていた。

確かに放浪をしていた頃、食料は見つかるのだが、ゾンビに邪魔されて回収できなかったり、安定して食えなかったのを思い出す。今は他よりは安全な拠点があり、腰を据えて探索ができ、食料生産も始まったから飢えることは少ない。昔の俺だな。そう思った。

夕食後は拠点での重要な話、ミュータントの存在を話す。今まで会ったことはないらしく、ひたすら大丈夫か聞かれ、2ヶ月以上いるがなんともないと答えた。一応そんな存在はいない研究所もあるから、どっちにいるかは任せると言うと落ち着いたが。まぁ、これが本来の反応だな。

明日には拠点に戻れるだろう。後はヘリに見つからないことを祈るのみだ。


百三十一日目終わり


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