過去ログ - これから日記を書く 2冊目
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266:名無しNIPPER[saga]
2015/03/23(月) 02:49:16.86 ID:cqg0HbTAO
百三十三日目

佐原が負傷しているということで、それ以外のメンバーで都市の処理に向かう。

しかし、今日は生憎の吹雪にみまわれ、ゾンビの処理は思うようにいかなかった。寒さはゾンビの動きにも影響があるようだが、こちらは影響どころか命に関わる。少し処理しては休憩所や近くの建物に入って体温を戻し、また処理するという繰り返しで普段より進んではいない。

不幸中の幸いだったのは、ゾンビにも視界が悪いことで大多数に追いかけ回されることはなかったことだ。考えようによっては天候が悪い吹雪の日は変異体を倒す絶好の機会かもしれないな。マッスルゾンビやコールゾンビなどの叫びも、吹雪にかき消され、集まってくる厄介さも薄れ、奇襲もしやすくなる。

寒さに対するデメリットと相殺できるメリットかはわからないが、その内変異体を処理しなければならない事態は必ず来る。実行する時の判断材料にはなるだろう。

戻り際に鉄パイプなどの槍の材料を集めて作成し、三間に渡す。放浪者さんの剣欲しいと言われ、ゾンビを千体処理したら考えると答えておいた。

三間について、覚に見てもらったが、多少わがままな所はあるが、問題はないだろうとのことだった。覚がいうなら、間違いはないだろう。

覚達には自分が戻ったので、研究所に戻ってもらうつもりでしたが、当に俺から情報を引き出していたらしく、そんな存在がいるのに奥地で引きこもるわけにはいきませんと、きっぱりと言われてしまった。丸坊主にも説得するよう頼んだが、美弥ねぇは決めたら頑固だから無理とのことだった。

まぁ、覚の主張も間違いじゃない。車を使う必要がある距離とはいえ、厄介な存在がそばにいることに変わりはない。こちらとしても、事前に察知できる覚がいることの方が、安全に活動できる。

しかし、ヘリはどこから飛んできているのか。位置的にはシェルターのある森と山があるエリアからか、はたまたそれを挟んだ向こうにある都市からか。

何にしてもその位置の特定もしておきたいところだな。


百三十三日目終わり


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