277:名無しNIPPER[saga]
2015/03/24(火) 23:48:09.42 ID:HHjD5poA0
百三十五日目
何が起きているのかわからない。しかし、スライムに何か起きた。いつも眠る以外はバリケード前で警備をしてくれているのだが、いつまで経っても出てこないスライムを見に浜村さんがダンボールハウスを覗くと、何か繭のようになっていると報告があった。
報告を受けてすぐにダンボールハウス中に、緑色の塊があった。イメージ的には緑色のサファイアのような形状で、よく見るとその中にスライムのようなものが入っているのが見えた。
まったくこの世界には存在しなかった、本当の意味で新種の存在だ。状況から考えて、寒さにやられて冬眠したと思うのが一番かもしれない。最近吹雪いたばかりだからな、温度もだいぶ下がっている。
とりあえず、触った感じからして、内部は凍っている様子はなかった。だから、死んだということはないだろうが、いかんせんどうなるかは予想がつかない生物だからな。
なんだかんだで、この拠点では俺と山中さんを抜かして、最古参のメンバーといえる存在だ。何事もなく、春先にでも目を覚ましてくれると良いのだが。
百三十五日目終わり
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