315:名無しNIPPER[saga]
2015/03/30(月) 02:26:38.03 ID:oIsvVioAO
1月8日
研究所に戻り、今後について検討した結果、休憩所とガソリンスタンドの通りの周囲を処理し、一定の安全を確保できたら、商業区に移ることになった。
着実に安全な場所を確保できている実感と共に、まだまだすべきことは多いことも理解させられる。頑張らなければならない。
会議が終わった後、野木主任に呼び出され、ついて行き見た目は通常アラクネを手渡され交換するよう言われて取り付けた。そして次に主任が取り出したのは、放浪者がつけているシールドシューターに似たものだった。
私も腕に装備した方がいいですかと聞くと、これはアラクネ用のシールドシューターだと言われ、つけたアラクネの一部を指さし、そこにはめ込むと言われ装着した。
そのまま用意されていた場所で、アラクネによるシールドシューターの試射を試すと、狙いが全くつけられないものの、大量の矢を広範囲にバラまいて攻撃が可能となっていた。
主任に、矢も貴重品だからな。いざという時に使うようにと言う指示と、装着した状態だとアラクネを展開状態には出来ないと説明を受ける。
近接戦闘にどうしてもなってしまうアラクネだが、切り札とはいえ遠距離攻撃も可能になった。今後は楽になるだろう。
その後に放浪者の部屋に向かうと、来ると思っていたと言って、すでにコーヒーが煎れられていた。
腕を見ると、今まで無かった右手にも、シールドシューターがつけられていて、それに気づいた彼はスパイダーウィップと言うらしい。また、少し人間離れしていくわけだと苦笑いした。
その後は二人でとりとめもない話をした。本当になんでもないこのやりとりが、今の私の支えだ。
何もかも奪っていった惨劇だけれど、放浪者に会えたことには、感謝している。
山中沙奈記す
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