過去ログ - これから日記を書く 2冊目
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327:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 02:41:19.48 ID:k3WP/uCAO
百四十日目

研究所から拠点に戻る前、エクスに会いに行った。相変わらず複数のパソコンの画面を睨みつけていて、その向こう側に覚といた子供が一人いた。

エクスの話によると、一人では監視カメラの映像をリアルタイムで確認しきれないから、畑仕事が終わった後に手伝ってもらっているそうだ。

WWPの動きについて聞くと、作動してる監視カメラで、アクセスできるものが少なく、動きについてはあまり追えていないようだ。わかるのは、俺が見た軍用車両は、あそこから更に数十キロ離れた場所に移動している、というぐらいだ。恐らくそのあたりに例のフェンリルとやらがいるのだろう。

拠点から乗り物で行くにしても、時間がかかる位置。奴らが相手してくれるだろうから、互いに牽制しあってくれると助かるのだが。

研究所から拠点に戻り、ゾンビ処理を進めつつ、スパイダーウィップの実地を行う。考えていたよりも、有効な武器だ。引っ掛けて転倒させたり、緊急回避にも使え、矢よりも威力の高い遠距離武器にもなっている。

しかし、杭が大きくそれを強力に飛ばす関係か、バッテリー消費はファントムより大きい。ここぞというタイミングで使うように心掛けないとな。

山中さんも、義足用のシールドシューターをもらったらしいが、矢を大量に射出するもので、実地はしていなかった。まぁ、三つしかもらってない貴重品のようだし、いざという場面で使うアタッチメントといったところか。

今日処理を進めていると、ビルなんか工事に使われる足場があった。山中さんがソーラーパネルの点検がしやすくする方法はないかと言っていたから、この周辺も抑えられたら、回収することにしよう。

スライムの様子はみる限りでは変わりない。今気にしているのは、冬眠から醒めた時に、中の液体がもれて周囲が溶け出さないかだ。そうなるとガレージが犠牲になってしまうからな。

かといって、移動させるのも危ないし、液体がこぼれても問題ない物資なんかもない。その時は諦めるしかないか。仲間が死ぬよりはマシだからな。


百四十日目終わり


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