過去ログ - これから日記を書く 2冊目
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36:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 00:05:41.09 ID:n01Xm8QAO
12月7日

放浪者がブラインド討伐のために、偵察へと出掛けていった。参加メンバーはいつでも行動できるよう、拠点に待機。

井門さんは、今回容易に近づけない敵ということもあり、攻撃のメインだ。それを感じ取っているのか、火器のメンテナンスに余念はなく、調整しているのが印象的だった。

もちろん、自分達も攻撃出来るよう、拳銃を一人一つずつ携帯することにはなっている。しかし、あのマシンガンの斉射を浴びたにも関わらず、あまり反応がなかったブラインドに拳銃程度では有効かはわからない。

放浪者はその話を含め、酸で溶ければイヤでも固い物は柔らかくなるだろうと言っていたし、その部分を不慣れながらも狙うしかないだろう。もっとも、その役割をするのはライフルを持つ井門さんでは、あるのだけれど。

問題は佐原さんが拳銃を扱えないことだ。爪が伸び、手がやや肥大化していて、拳銃に指先が入らない。ミュータントとしての戦闘能力を生かしてもらうしかなさそうだ。幸い、鉄パイプなどは扱える様子ではある。

昨日からふり続けている雪が、一気に気温を下げている。定期的にソーラーパネルの雪下ろしもしなければならない。何か、楽に上に行けるよう足場のようなものを組まなければダメかもしれない。余った建材や、あとは建物の工事現場にある足場を回収すべきか。

この寒さなので、スライムの様子を見てみると、少し動きが鈍いようにも見えた。布で包んだ湯たんぽを、ダンボールハウスの隅に置き、飲まないよう指示してそのそばに居るよう指示する。弱々しくフルっとふるえた後、湯たんぽの近くに行くとプルプル揺れ始めた。ハウス内は、考えていたより外よりは暖かかったが、ガレージ内に風は入ってくるので、一応回収していた、会社とかで使われるパーテーションを、ダンボールハウスの入り口から少し離して固定して置く。これで直接風や雪は入らない。後は定期的に見に行かないいけないな。

放浪者からは発見の報があったものの、明日に討伐となった。メンバーは明日に備えて休んでいる。私は、スライムの様子を見てから、眠るとする。


山中沙奈記す


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