過去ログ - これから日記を書く 2冊目
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890:名無しNIPPER[saga]
2015/07/03(金) 23:22:12.55 ID:UqP8z8jAO
二百二十六日目

シェルターの情報があった山小屋を探索する。どんな仕掛けがあるかわからないため、山中さんとは離れずに行動を心がける。

調べていくと暖炉の一部が出っ張っており、押し込んでみると暖炉の薪をくべる下の部分が開いた。

中は暗かったが、懐中電灯でみると大体二階分ぐらい深さがあった。入った後にいきなり閉じると可能性があったため、先についてある梯子で俺が下りた。下の部分にも同様のスイッチがあり、動作確認してから、山中さんも下りさせる。

中は真っ暗だった。恐らく電気系統生きていないのか、それとも何かの理由で止まっているのだろう。

シェルターの出入り口付近には、白衣を着た科学者と思われる人間の死体があった。独特の臭いがなかったことから、もしかしたら惨劇当初に死んだのかもしれない。
(白衣に銃弾と思われる穴があった)

シェルターの扉には、カードをかざす機械があって、その死体が身に付けていたIDカードをかざしても反応がなかった。仕方なく、山中さんと一緒に扉を引っ張ると、重くはあったがなんとか開くことが出来た。

その中も相変わらずの闇だった。闇の中という独特の感覚が、言いようのない不安感を感じさせた。無機質な白を基調にした廊下が、それをあおる。

一番驚いたのは、扉を開けるとすぐに何かの機械が床から出ていた。銃口と思われる部分とセンサーやカメラのようなものがついていると、山中さんが言っていた。恐らく、防衛用の機械なのかもしれない。
(もしかしたら、入り口前の死体は、機械に撃たれたのかもしれない)

今日は、内部で電気系統を復旧した時に扉が閉まらないようにするのと、安全のために機械を取り外してワゴンに運び込んだりしていて、そこまでしか探索できなかった。

明日はより深く、探索したいと思う。

状況から生存者は居ないと思うが、セキュリティーの機械に注意しなければ、今回は運が良かっただけで、次は別の動力源を持つ同じ機械に撃ち殺される可能性もあるからな。


二百二十六日目終わり


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