951:名無しNIPPER[saga]
2015/07/12(日) 23:03:53.03 ID:Lcsfz/4AO
二百二十五日目
安全を確認してから、研究所の物資を詰め込めるだけ積み込み、拠点で浜村さんと拠点用の物資を下ろしてから野木の研究所に戻った。
研究所は防衛装置の解析で慌ただしい状態は変わらなかった。
エクスの元に行くと、ハッキング装置を仕掛けた端末が大元のサーバーに接続できるもので、忙しそうに作業をしていた。WWP関連の施設だから、遠隔操作でデータを消されたりする可能性もあるということで、設置が問題なかったことを確認して早々に立ち去ると、アリスに捕まった。
以前から開発していたファントムの装置が完成したと言うことで、彼女の研究室に向かう。そこには、少々厚底のブーツのようなものがおいてあった。
名称はファントムバースト、彼女言うには移動補助装置だそうだ。
内容としてはブーツの中に空気を圧縮した極小のタンクが3つ入っており、それを噴射することで瞬間的な移動を可能にするそうだ。
空気を噴射したり、噴射した空気を再補填するのは、神経伝達を使って行うことができる。噴射量や噴射角度の調整も同様に可能。
当然、実地テストは俺がすることになったが、靴底の高さに慣れるまで時間がかかった。ただ、瞬発的に移動できるメリットは大きい。悪くはない装備だ。
だが、なかなかテクニカルなものだな。扱いきれれば強力だが、失敗した時がやや怖いか。
しばらくはこれに慣れるようにしていかなければな。
二百二十五日目終わり
1002Res/578.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。