過去ログ - 凛「真姫ちゃんの泣き顔がみたいにゃそのに」
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47:名無しNIPPER[saga]
2015/02/21(土) 13:13:00.66 ID:Rbr+7+yd0


凛「いろいろ飾ってあるにゃー」

花陽「うんっ。どれもよく出来てて見惚れちゃうよ」


凛「あれ? 折り紙じゃないのもあるよ」

花陽「よく見て凛ちゃん、これも折り紙だよ」

凛「えっ!? ほ、ほんとだ… ぱっと見じゃ全然分からないや」

花陽「ほんとにね。職人の人がつくったものだと、素材が紙だってことも忘れちゃうくらいの出来栄えだったりするよ」

凛「そうだねー」

花「きっと私たちが想像もつかないくらいの折り紙を折って、勉強をして、研究を積み重ねた上に作られた作品なんだろうね。基本構造の組み合わせで辿り着く素晴らしい作品もあるけど、この作品みたいに何十種類もの折り紙を様々な大きさで準備して折って、そのひとつひとつをドメインとして高次構造を組み立てるのを、糊もテープも使わずただ紙と紙との重ね合わせや折り込みで成し遂げるのは本当にお見事だよ」

凛「う、うん。そうだね…」


花陽「こういう完成度の高い作品を見るといつも感じるのは、やっぱり折り紙の可能性は無限大なんだってことかな。もとはただの薄い紙でしかないのに、自らの手指で折っていくことで留まることのない無数の形を表現することができる。もし思いのままの形を作り出せるようになったらどんなに楽しくて素敵なことか、考えただけで心が躍るよね。もちろんそんな高次元の領域に誰しもが踏み入れるわけじゃないよ。日本に折り紙作家さんはたくさんいるけど、その中でプロである人はほんの一握りしかいなくて、そこはアイドルとか歌手とか、他の芸能と同じなんだと思う。でもね、花陽が小さい頃に大好きなアイドルをまねっこしていたみたいに、折り紙だって好きな子は好きなだけ、好きなようにチャレンジできる。そこから始まる可能性もまた無限大で、世になかった未知なる作品が、常識を覆すような素晴らしい作品が、いつかその手によって生み出されるかもしれない。現状で満足せず進化し続ける分野のひとつなんだよね、折り紙って。だからって、必ずしも至高を極めようと努めないといけないなんて決まりはなくって、例えば誰かへのメッセージやプレゼントに添えて使ったり、もしくは折り紙そのものをプレゼントとして贈るなんてこともできるし、安くて簡単だからパーティの飾りにもよく使われてる。専門の作家さん、職人さんがより高度で完成度の高い作品を求める一方で、生活の中でアクセントとしても折り紙は役立っていね、すなわち……」



花陽「あ、あれ? 凛ちゃん、どこ?」





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