過去ログ - 【うみねこ】salvation of the golden witch
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128:名無しNIPPER[saga]
2015/04/04(土) 21:54:31.39 ID:wZrDakyK0
10時30分

島に到着すると、見た事のない大柄の男性が出迎えてくれた。

「郷田さんだよ一昨年から勤めてくれている」

「初めまして戦人様。郷田と申します」

「料理が旨いんだぜー!」

朱志香が我が事の様に自慢する。

「ありがとうございます」

郷田さんはニコニコ対応しながらもそつのない手さばきをしてゆく。
その仕事ぶりはプロだった。すげえ。


より豪華さを増した庭園に見とれつつ道を進んでいると、
女性の使用人が見えた。

「紗音!」

朱志香が手を振る。

紗音って、あの紗音ちゃんか!?

あれまあ、綺麗になっちまって…。

「お久しぶりです、戦人様」

ペコリとお辞儀をする紗音ちゃん。
な、なんかむず痒いぜ…。

「ゲストハウスはこちらでございます」

「ゲストハウスって?」

また俺の知らない物がでた。
まるで浦島太郎の気分だぜ。

「ああ、戦人君は知らないよね。
一昨年出来たんだよ。僕らはそっちに泊まってるんだ」

と兄貴。

「いーなー!アタシもそっちに行きたいぜ!」

と朱志香。

「夏妃さんに言えば大丈夫じゃないかな?」

と兄貴が返す。

「うー!みんなでお泊り?」

はしゃぐ真里亞。

「そうしてみるぜ」

どうやら一度、そのゲストハウスに荷物を置きに行くらしい。
俺もその後をついて行こうとした。
すると、

「戦人あ!お前はこっちだよ」

クソ親父に引っ張られた。

「何でだよ!」

「親父殿に挨拶だ」

「そんなの後で良いじゃねえか!」

「よくねえ」

結局俺は、荷物を紗音ちゃんに預け、
(女の子に荷物を持たせるなんて俺の主義に反するのだが!)
クソ親父に引っ張られるまま爺様のいる書斎まで行く事となった。


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