過去ログ - 【うみねこ】salvation of the golden witch
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68:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 10:46:25.10 ID:yANDsgk40
縁寿の話を聞き、黙り込む天草。
そしていつになくゆっくりと話しはじめた。

「話の筋は、通っている様に思います。流石お嬢です。
お嬢の話を聞く限りでは、あの爆発は事故だったんだと、そう思います」

「でしょ?」

得意げな縁寿。

「しかし、お嬢がまだ触れていない箇所がいくつかあります。
そこを説明できなければやっぱり納得しきれません」

それは縁寿も分かっていたのか、天草の言葉に頷き、先を促した。

「全部言って頂戴」

「六軒島の悪霊を封じていたとされる社が消失した訳、会長が九羽鳥庵で発見された訳、
会長があの日の事を頑なに話そうとしない訳、ボトルメールが海を漂っていた訳、
紗音や嘉音といった『いない』者が当たり前のようにボトルメールの中に登場している訳。
従来の“事件説”の方が上手く説明できている点は沢山ありますぜ」

天草の言葉を聞いて縁寿が返す。

「鎮守の社が消失した訳は簡単じゃない。
社は雷に打たれて、鳥居は波にさらわれただけよ。
変に勘ぐったりする必要はないわ」

「しかし、消失したのは86年の夏ですぜ。六軒島爆発の予行演習と考えた方が…」

なおも粘る天草の言葉に溜め息をつく縁寿。

「天草、良く考えて。鎮守の社を爆弾なんかで吹っ飛ばして
跡が残らない筈ないでしょう?社と鳥居だけを吹っ飛ばすなんて無理よ。
必ず地盤に跡が残るわ。“雷に打たれて砕かれた”とか、“波にさらわれて”何て
そんなレベルで済む筈がないじゃない。地盤ごと根こそぎなくなってたりしたら、
流石に“雷で”なんて思う人いないわよ」



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