過去ログ - 【うみねこ】salvation of the golden witch
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89:名無しNIPPER
2015/03/31(火) 01:24:20.00 ID:aE7R3OZ90
「なら、紗代が金蔵氏から黄金と家督を継いだのは何時なんでしょうね?」

「中学卒業のタイミングじゃないかしら」

「何でそう言えるんです?確かに切りは良いかもしれませんが」

「中学で金髪は目立つわ。だから中学卒業までは黒髪だったと考えていい筈。
そして前原氏が六軒島に行ったのは年度が代わった8月。と言う事は紗代が金髪に戻ったのは1983年の3月から8月の間と言う事になるわ」

「でも紗代は黄金も家督もいらなかった。だから碑文を用意した」

「そうね。私が思うに、紗代は中学卒業以降は久羽鳥庵に住んでいたんじゃないかしら。
使用人としての紗音は中学まで、それ以降はベアトリーチェとして暮らしていたんじゃないかって思うの。それに、日常的に使用人として働きながらボトルメールを書いていたってのは、ちょっと現実味がないわ」

「後者のボトルメールについては同感です。見つかっているだけでも2本、きっと書いた本数はもっとある筈ですから」

「書き始めたのは84年からだろうけれど、構想自体はもっと前からあった筈よ。
あんなの、思いつきで書けるレベルを超えてるもの」

「ですねえ。ただ、使用人の紗音としての振る舞いがどうだったかは難しい所ですぜ?
金蔵氏、使用人、南條医師はともかく、長男一家や譲治氏を始めとした他の親族達の目がどうだったかと言う問題があります」

「まあ、紗代がベアトリーチェと理御の名を手に入れて以降、紗音としての人生をどうしたかは分からないわね。それこそ猫箱の中よ。頑張ればもしかしたら推測位は出来るかもしれないけれど、確かめようがないわ」

「ボトルメールと言えば、あれは事前に書いた物の筈なのにどうしてお嬢の欠席や嵐の状況などを書けたんでしょう?まるで魔法みたいじゃないですか?」

「ふふっ、ウィッチハンターの中にはそれこそ魔女ベアトリーチェが実在する証拠であるなんて言う人もいる位だしね。“分からない事・知らない事は魔法に視える”の良い例だわ」

「と言う事にはお嬢にとってこれは“魔法”にはならないんで?」

「当然よ」

「教えて下さいよ」

「ふふっ良いわよ。特別に教えてア・ゲ・ル♪」

「あ、やっぱりい、「遠慮しないの!」

「へい」



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