過去ログ - 【うみねこ】salvation of the golden witch
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99:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 23:41:11.85 ID:UXLzbuCA0
1983年3月

「紗音、お館様がお呼びだ」

使用人室で休んでいた私を見つけるなり、
源次様はそう口を開いた。

今後の事だろうか?
私ももうすぐ義務教育から抜ける。
高校へ進むのなら自分の力で何とかしなくちゃいけない。
幸い私は幼少の頃から務めさせて頂いていたおかげで蓄えだけはあった。

高校へ通いながらもう少しここに残るのも良い。
最近はそんな風に思う様にもなった。
源次様や熊沢さん、朱志香お嬢様や、それに…///

私が書斎へ歩き始めると後ろから源次様も付いてきた。
何で源次様も?使用人頭として来てくれるのだろうか?
何となくそんな思案を巡らせながら、お館様が居られる書斎の前に立つ。

コンコン。

「誰だ?」

扉越しに声がする。

「紗音です」

「源次もそこにいるか?」

「はい」

「入りなさい」

重厚な扉を開け、中に入る。
書斎の中は相変わらず、
様々なお香やら何やらが入り混じった独特の香りが充満していた。

中にいるのはお館様、それに熊沢さんと南條先生?
何でお二人までいるのだろう?
私は一体、何の用事で呼ばれたのだろうか?
少し、不安になってきた…。



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