過去ログ - 【艦これ】提督として頑張る【女提督】
1- 20
53: ◆SueEXcDWTY[saga]
2015/02/10(火) 22:34:22.84 ID:qU3C9dvO0
 『更新します』


霧絵「……みんなを呼んでもらおうかしら」

霧絵「もっとも、他の艦娘がいるのなら、だけれど」

秋月「あ、はい! 他の方もいますよ。一足先に私が建造させていただきました!」

霧絵(……ん?)

秋月「軽巡と駆逐艦が一人ずつです」

秋月「あ、ちなみにですけど、現在の設備では7人がこの鎮守府の限界人数です」

霧絵(――うんん?)

 7人。初めて聞いた制限に、『私が』という言葉に反応する霧絵。
 決して悪いことではないのだが、一言欲しかったという気持ちがないわけでもない。

霧絵(まぁ……この子も悪気があるわけじゃないわよね)

 結論を出す。心配そうに、しかしどこか期待したゆおうにちらちらと見た

霧絵「そう。じゃあ、ここへ呼んでくれる? おみやげも用意したから、お茶でも一緒に」

 おみやげはバナナの味がするお菓子を。お茶はペットボトルのものを。椅子の傍らに置いていたそれらを机の上に準備していく。
 艦娘とは仲良く。件の知り合いお偉いさんに言われたことを実行しようと、まずは軽いジャブ。

霧絵(艦娘も女の子……。甘いものは好きなはず。完璧ね)フッ

秋月「はい。では放送を」

 秋月が壁がけの電話を手にし、放送をはじめる。
 きびきびとした声で言うと、彼女は受話器を置いて霧絵へと振り向いた。
 机の上にはいくつかのお菓子と紙コップに入ったお茶。

霧絵「人数よりもはるかに多いわね……」

 大きな箱を手に霧絵が呟き、蓋をひらく。
 包装されたお菓子、そしてバナナの香りがかすかに漂う。秋月はそれをじっと見ていた。興味があるようだ。自分の作戦の手応えに心の中でほくそ笑みつつ、霧絵はお菓子を一つ手に取った。

霧絵「先に食べる? はい、どうぞ」

秋月「え? い、いえっ、それはもしわけありません!」ブンブン

 首を横に振る秋月。
 他の艦娘に気を遣っているのだろうか。霧絵は彼女の顔を見つめ、考える。


 コマンド
 1・若干強引にでも食べさせる
 2・自分が食べる

 ↓2


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/314.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice