過去ログ - 【咲-saki】京太郎「義理の姉は二人いますけど?」U
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49:名無しNIPPER[saga]
2015/02/09(月) 22:30:37.86 ID:UhnYhFuOO

「離して!!」

部活をサボり繁華街に行くと幼なじみが三人組に絡まれていた。

「いいじゃんか、暇なんだろ?」

なんとも頭の悪そうな男に迫られ淡が一歩下がる。助けないと…

「ひ、暇じゃない!」

バン!

抵抗した淡が鞄を持った手を振り回し、男の顔に当たる。

「痛っ…なにしてくれんだよ、このガキ」

男が淡を殴り飛ばした。淡バン倒れこみ、動かない。

繁華街で人通りがあるのに誰も淡を助けようとはせず、自己保身の為に見て見ぬフリをする。

「女の癖に生意気なんだよ!」

動かない淡にさらに追撃しようと男は足を振り上げた。

間に合った

男の足を掴み、合気道(万能)の要領で体勢を崩させて顔面から地面にダイブした。足首の関節もついでに外しておこう。

「ッあ」

男が声にもならない声で悶える。足を離して残りの2人を見た。

「なあ、あんた達…何してんの?」

思考がクリアになっているのは解る。ただ湧き上がるこの感情はなんなのだろうか?

「な、なんなんだよ、お前!」

ポケットに手を突っ込み距離を取ろうとする金髪と事態が理解できていない赤髪が俺を見る。

なんだその目は…さっきまで淡に向けてたあの目はどうした?

「そこの女の幼なじみ」

「お、俺たちが誰だかわかってるのか!関東最大の暴走族の…」

『いいか京太郎、万が一にでも絡まれたら相手の所属は聞く前に潰せ。後は知らぬ存ぜぬでどうにでもなる』

幼なじみの言葉が過ぎり瞬間的に金髪を殴り飛ばしてしまった。困った…これは困ったぞ。

「ひ、ヒィィ!」

赤髪が仲間を置いて逃げていく…逃げるなら絡むなよ。

「おーい、淡。大丈夫か?」

気絶しているのか淡は動かない…おんぶして帰るしか…

ザシュ

鈍い音と共に背中に異物が刺さりこむ感覚がする。

「お、お前が悪いんだよ!」

最初に足首を曲げた男がナイフを差し込んだようだ……

通行人の悲鳴が伝播していく中で俺の思考は単純だった。

淡を守らないといけないそう考えると自然に振り返り男の顔面に渾身の一撃を叩き込む。

鈍い感触が伝わり、全身に力を込めたことにより傷口から血が噴き出した。

「あっ…やばいかもしれない」

そこで俺の記憶はブラックアウトした。



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