過去ログ - 【ラブライブ!】user名:泥だらけのハイヒールを履いた元踊り子のための薬用石鹸
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/09(月) 22:15:23.55 ID:dwilK1n2O
10.クラスのみんなにはナイショだよ

エリチカさんは、躊躇っている。

朝学校に来たら

「にこっちがえりちに話しがあるからちょっと時間もらえないかって」

と、希ちゃんが話をしだしたから無理もない。

思わず、窓際の方に目をやる。

右手で頬ずえをついたにこにーがエリチカさんの視線に気づいて慌てて窓の外に視線を向けてるところだった。

私がハイヒールだとしたら
矢澤にこ
あなたが私に抗う正義の味方役なのね......


「だとしたら、矢澤さんが履いているものは一体なんなのかしら」

エリチカさんがボソッとつぶやいた。

希ちゃんは、頭にはてなを浮かべながら

「学校なら、そら、にこっちだって、上履きなんやない?」

とすんなり答えた。




放課後。

すでに人がいなくなった教室で
エリチカさんと、希ちゃん、そして矢澤にこにーの席だけがいまだに埋まっていた。

エリチカさんは、矢澤にこにーの案件に応えようとして、矢澤にこにーの出方を伺っていただけなのだが、
思いの外、矢澤にこにーが動きを見せないので、教室から立ち去ることを躊躇していた。

3人以外のクラスメートが教室から出ていってから1分後、
にこにーは椅子をガガガと言わせ、おもむろに席を立ち、
エリチカさんの席に歩いてきた。

場が整うのを待っていたのか、
ならば、私はここにいて正解だったようね

エリチカさんは自身の行動の確かさに安堵した。

のもつかの間、エリチカさんの席に近づいた矢澤にこにーの左手に掴まれたものに気づいてギョッとした。

矢澤にこにーの左手には小銃が握られていたからだ。


おもちゃに決まっている。

そんなわかりきっていることに動揺するだなんて、

私らしくないわ。



「単刀直入に言うわ。絢瀬絵里」


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