過去ログ - 迷犬マロン(こんな家出てってやる)
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7: ◆6zDpBnlluo[saga]
2015/02/09(月) 21:40:11.17 ID:RKemr+5fO
ご主人の家



男「マロン?マロン!どこに行ったんだー?」

男「もうすぐ散歩の時間だってのに。まったく、目を離すとすぐにどっかに行っちまうんだから」

男「ま、すぐに戻ってくるだろ。帰ってきた時のために餌を用意してやらないとな」

父「息子よ、ここにいたか」

男「親父……。また跡継ぎの話か?」

父「この家に生まれた以上は何が何でも継いでもらわねばな。これが名誉なことだということが何故分からない」

男「俺は家に縛られるような生き方はしないって言っただろ!この家に生まれたせいでろくに同年代の友達もできずに育ってきたんだぞ!」

父「下々の人間を踏み台にして我々が生きているのだ。おい、母さんからも何か言ってやれ」

母「わたくしは出来ればあなたが後を継いでくれれば嬉しいのですけれど……」

男「知ったことか!くそっ、俺に味方はいないのかよ……」スタスタ



母「あっ、ちょっと……行ってしまいましたわ」

執事「旦那様……。少し言い方がきつすぎるのでは……?」

父「奴のことを考えてやるのならばあれが一番手っ取り早いだけだ。……執事よ、お前ももう年だ、お前の余生はこの私が保証しよう。だからこれ以上私達の家庭に首を突っ込むのは勘弁してもらえないだろうか」

執事「旦那様……」


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