過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
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132: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/27(金) 08:27:05.27 ID:6Z5PQ05eo
<朽ちかけた診療所・廊下>

ラウラ「今のは……?」

霧彦「ガイアメモリの……!」

 ――診察室に駆け込んだ二人は、見た。

 ――鏡を前に、自らの姿を恐れるように後ずさる『ハカイダー・ドーパント』の姿を。

ラウラ(あの怪人……。あの背中のギター! まさか、シャルロット……!?)

ラウラ「シャルロット! どうした! 何があったんだ!」

 ――シャルロットは、ラウラの声なんて聞こえていないように、頭を振っている。

シャル「嘘だ……。そんな、僕が、僕は……」

井坂「嘘ではありませんよ」

井坂「その姿こそが、本当のあなたなのです」

 ――シャルロットの姿は、あまりにも『醜かった』。

 ――誰かを傷つけるための力に満ちあふれた、破壊的なボディ。

 ――世の中への絶望を塗り固めたような、真っ赤な瞳。

 ――クリアパーツの中に『脳』を飾った、グロテスクな頭部。

 ――年頃の少女が許容できる姿ではなかった。

井坂「それが、本当のあなたが具現化した姿なのです」

シャル「そんな……ッ」

 ――シャルロットはよろめき……震える手で、ジローのギターをベッドに横たえた。

 ――まるで、別れを告げるように。

シャル「僕が……」

シャル「本当の僕がこんなに醜いなら、ジローを好きでいる資格なんてないよ…………ッ!」

 ――シャルは駆け出した。診療所の壁を破壊し、何処かに去ってしまう。


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