過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
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137: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/27(金) 08:31:56.63 ID:6Z5PQ05eo
<裏通り>

 ――気を失った霧彦を担ぐ、ラウラの姿があった。

 ――背中には霧彦を背負い、首からはジローのギターを下げている。

 ――小さな唇は、考えをまとめるように独り言を呟いていた。

ラウラ「シャルロットが何を悩んでいたのか……。分かったよ」

ラウラ「シャルロットは恋を自覚したんだ」

ラウラ「……」

ラウラ「恋をすると鏡を見る」

ラウラ「本当の自分を知りたくなる」

ラウラ「本当の自分は“その人”に好きになってもらえるだろうか? “その人”を好きでいていいのだろうか?」

ラウラ「……“その人”を好きでいるための資格を求めてしまう」

ラウラ「嫁を好きになった私も同じ葛藤と対峙した」

ラウラ「恋を自覚してしまえば、もう後戻りはできない」

ラウラ「本当の自分との、戦いが始まる」

ラウラ「……ああ」

ラウラ「nobody's perfect」

ラウラ「本当の自分は、強敵だ」

ラウラ「……」

ラウラ「シャルロットは後悔しない生き方を選択できるだろうか……」

ラウラ「……」


「ニャア」


ラウラ「猫殿?」

「ニャア」

ラウラ「ついて来いと言っているのか? ……いいだろう。霧彦を休ませなければならない」

ラウラ「猫殿。霧彦が一番安らげる場所に案内してくれ」

「ニャア」


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