過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
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148: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/27(金) 08:43:00.21 ID:6Z5PQ05eo
院長「その人はこう言っていました」

院長「『誰よりも風都を愛してくれる人に』……と」

霧彦「……」

 ――霧彦は、箱に納められていたもう一つの品――『大切な宝物』を半世紀ぶりに手に取る。

 ――それは、古ぼけたふうとくんだった。

霧彦(仮面ライダー君)

霧彦(本当に君は死んでしまったんだね)

霧彦(だが……)

霧彦(仮面ライダーは死なない)

霧彦(そういう、ことだね……)

 ――霧彦は振り返ると、ラウラに目線を合わせた。

ラウラ「……?」

霧彦「話が飛んでしまったけれど……」

霧彦「“その男”は仮面ライダーではなかった」

霧彦「そして――仮面ライダーになると、決意した」

 ――その声が呼び寄せたかのように、

「ニャア」

 ――と、猫の鳴き声。

ラウラ「猫殿……!?」

霧彦(ミ、ミック……!?)

 ――猫のミックは霧彦の足元にあるものを置くと、現れたのと同じように唐突に去っていった。

ラウラ「それは……」

霧彦「……」

 ――霧彦はそれを拾い上げながら、ミックが去った方向を見つめていた。

霧彦「あいつ、私には懐いていないと思っていたんだけどなあ……。ははっ」


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