過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
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◆n.O102o4Y2
[saga]
2015/03/09(月) 19:08:52.45 ID:tT95g/54o
■NGシーン6「どこまでも迷惑なプロフェッサー」バロン編より
<夜・学生寮・1025室>
織斑一夏の枕元に、戦極凌馬が立っていた。
一夏「あんた、何やってんだよ……」
凌馬「か・な・し・ば・り。動けないだろう?」
一夏「……!? う、うわ、本当だ!?」
凌馬「フフッ。一度やってみたかったんだよねぇ、金縛り。ハハハハハッ!」
一夏「……。幽霊になってまで迷惑な……」
凌馬「君、驚かないんだねえ」
一夏「前に猫又見たからなぁ」
凌馬「なるほどなるほど。でも、驚いてくれよ」
凌馬「何せ。もうすぐ、世界がひっくり返るんだからさ」
一夏「……」
一夏「えっ」
凌馬「ほら、私って優秀だろ? だから切り札を用意していたんだ」
一夏「え。えっ。え? え? え?」
凌馬「かつて死者の国“バダン”は生者と死者の世界を反転しようとした! 特殊な能力を持った少年と、メガリバースマシンというシステムを使ってね」
凌馬「私はそれに目を付けた」
凌馬「“もしも敗北しても、メガリバースマシンで生者と死者を入れ替えればリトライできる”とね」
一夏「あ、あんた、何を……」
凌馬「疑似的なループだよ。生者と死者を入れ替え、世界を過去の状態に戻し……もう一度やり直すのさ」
凌馬「いやあ。ニューロマンサーを読んでから電脳世界にジャックインしたかったんだが……。それを実現したとなると、ループもやってみたくなるだろう? 私はSFが大好きなんだ」
一夏「……くっそ。金縛りにあってなきゃぶん殴ってやったのに!」
凌馬「おお、怖い怖い。駆紋戒斗の拳は重かったけど、君の拳も痛いからね」
凌馬「まあ、単純に言えば」
凌馬「これから起こる事件。君が味わう悲しみ。それは――全部私のせいだ。ハハハハハッ! 織斑君、全部私のせいだよ! ハハハハハッ!!」
一夏「……ぶん殴る。あんた、絶対ぶん殴る!!」
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