過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
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33: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/17(火) 16:22:56.66 ID:p1njQBDjo
千冬「そうだろう。それが分かるのは、大人だけだ」

 ――千冬は、一夏の頭に手を乗せる。

千冬「一夏。お前もまた、泊進ノ介という仮面ライダーに守られた一輪の花だ」

一夏「へ……?」

千冬「一夏。お前は、仮面ライダーになったな?」

一夏(な、何か話がどんどん飛んでいく……)

一夏「お、おう」

千冬「五十年前までの世界では、仮面ライダーは怪人と戦っていた」

千冬「徒党を組んだ怪人達の組織を、一つ一つ潰していった」

千冬「お前も……」

千冬「仮面ライダーとして電子の怪人と戦った」

千冬「だが……」

千冬「もう。この世界に、怪人はいない」

千冬「一夏。よく考えて欲しいんだ」

千冬「この、怪人が全滅した世界において……」

千冬「『仮面ライダーバロンの敵』は、何だ?」

一夏「……」

一夏「それは……」

 ――口ごもってしまう。

 ――『敵』を言い表す確かな言葉が思い浮かばない。

千冬「悩め」

千冬「お前の『敵』とは何なのか」

千冬「その敵を倒すには、どうすればいいのか」

千冬「その答えが見つかった時……」

千冬「お前は、『夢』を見つけるだろう」

 ――千冬は花畑を一瞥すると、立ち去った。

 ――後には、海岸の花畑を見つめる一夏だけが残された。


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