過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
1- 20
56: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/17(火) 16:50:11.06 ID:p1njQBDjo
<沢芽市・映画館『テトラ座』>

シネマ「少年よ。君は『怪人』とは何だと思う?」

一夏「……それは」

一夏(俺がよく知っている怪人は、二人)

一夏(不屈の神様、駆紋戒斗)

一夏(電子の怪人、戦極凌馬)

一夏(二人とも…………)

一夏(強靭な意思の持ち主だった。その意思の下に、自分の戦いをしていた)

一夏「強い『意思』を持つ人……。だと、思う」

シネマ「おお! その通りだよ、少年!」

 ――シネマは、一夏を讃えるように拍手を送った。

シネマ「『怪人』とは、『意思』を『力』に変えた人格のことだ」

シネマ「この私、シネマも怪人だ。当然ながら、己の意思がある」

一夏「意思……?」

シネマ「ああ」

シネマ「私はね……」

シネマ「子供達に映画を楽しんでもらいたい! その意思を力に変える人格なんだよ」

シネマ「私はシネマ! “映画館の怪人”だ!」

 ――ステッキが、床を叩いた。

 ――映画の幕上げを期待させるような、軽快な音が響き渡る。

シネマ「織斑一夏君。君は仮面ライダーだが、まだ少年だ。私が楽しませるべき、子供だよ」

シネマ「このシネマという怪人が今すべき戦いは、君を笑わせることだ」

 ――シネマはステッキを回す。

 ――彼の両手が光に包まれた。

 ――光が晴れると……。

 ――右手にポップコーンを、左手にジュースを握っていた。

シネマ「このポップコーンとジュースはサービスだ。受け取ってくれたまえ」

一夏「……」

一夏「……ありがとう」

シネマ「フフッ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
278Res/238.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice