114:名無しNIPPER[saga]
2015/03/25(水) 16:47:03.28 ID:cGWa9Hbq0
エルフ娘「ッ……」ビリビリ
青年エルフ(なんつー風圧……太陽が降りてきたみたいだ!)
片腕「一体……どうなった……!?」
ヒュウゥウゥウ――
ズウウゥウゥゥウゥン!!
龍王「」サラサラ……
青年エルフ「やった……のか!」
炎鳥「……」
片腕「! 鳥に乗って帰ってきたぞ!」
エルフ娘「……! 少年!」タッ
王子「……彼はよく戦いました」
少年「……」ドロォ
少年(身体が内部からゆっくり燃え尽きていく……右腕は完全に溶けてなくなったか)
少年(でも)
少年(満足だ……)
エルフ娘「……まだ魔法書が!」ビリッ
エルフ娘「――「冷気」!」ヒュオッ
少年「外側を冷やしても、もう無理だよ……満足だ」
少年「最期くらい、笑って送ってほしいな」
エルフ娘「……最期じゃないよ」
エルフ娘(少年はまだ間に合う、邪魔もない……命の恩人を、二人も死なせたりしない!)
エルフ娘「全ての魔力を……一つに……」キイィィン
エルフ娘「――「再生」!」
――
母さん、父さん。
今、そっちに行くよ……
……? 何だ? 後ろから暖かい光が……
何だろう……すごく……安心する……暖かさ……
――
「少年!」
少年「!」パチ
青年エルフ「右腕が再生した……何をしたんだ!?」
エルフ娘「私の寿命を半分与えて、「再生」させる魔法を作ったの」
少年「え……」
タンッ!
国王(来てみれば……私達はもしかして)
側近(ええ、場違いのようですね……)
エルフ娘「良かった……良かったよ……!」
少年(え、と、こういう時は何て言えば……ああ、そうだ)
少年「ありがとう……」ニコ
エルフ娘「〜!!」ギュウウゥウゥ
少年「ごめん、ちょっと痛い」
エルフ娘「!」パッ
124Res/165.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。