過去ログ - 【オリジナル】非可逆性恋愛一方通行
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 20:28:27.75 ID:mwzO5lBk0
「なんで私は連れてこられたんでしょうか」

「……そーですよね、気になりますよねーはは……」

そう、悠希をこんなちょい古くさい喫茶店へ連れてきたのは私だ。それも半ばナンパのように。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 20:34:02.69 ID:mwzO5lBk0
「……瑞希さん」

「はいっ!」

「伝えたいことがある、と道中話してましたけど、それは何でしょうか」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 20:36:48.86 ID:mwzO5lBk0
「瑞希さん……申し訳ありませんが、よろしいですね」

声に冷たい凄みを帯びてくる。もう無理っ……悪いことしてないのにごめんなさい……!?
悠希は少し体を乗りだし、目線を逸らさずーー

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 20:37:49.90 ID:mwzO5lBk0




「このパフェ、頼んでもいいですか?」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 20:44:40.91 ID:mwzO5lBk0
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「ほれで、おはなひとはなんでひょう」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 22:12:49.79 ID:mwzO5lBk0
ごくん、と口の中のパフェを呑み込んで、長いスプーンで私のことを差しながら言葉を返してきた。

「大丈夫です。私は大概のことは信じますよ。サンタとか」

「あ、そうなの」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 22:20:53.49 ID:mwzO5lBk0
「まずは言ってみたらどうでふ?」

喋り終わる前にまた一口頬張った。嬉しそうな顔してる。確かにこのまま引きずっていても仕方ない。私は意を決して言った。

「あの、悠希さん」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 22:30:12.29 ID:mwzO5lBk0
数秒の沈黙が永遠に感じた。
思い切って顔を上げると、悠希は頬杖をつきながら考え込んでいる様子だった。
私が本当のことを言ってるのか、それとも頭が残念な子なのか……。多分、後者。
しばらくして、悠希が口を開く。

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 22:36:42.28 ID:mwzO5lBk0
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「へっ?」
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11:名無しNIPPER[saga]
2015/02/11(水) 22:46:41.51 ID:mwzO5lBk0
「今日悠希どうしたの? なんか席もないんだけど」

「……ん?」

「いや、んーじゃなくて……彼氏のあんたには多分連絡来てるんじゃないの?」
以下略



12:名無しNIPPER
2015/02/11(水) 22:52:49.61 ID:mwzO5lBk0
「知らんて。このクラスにはいないだろ、そんな人」

急に冷えた汗が全身から噴き出す。涼の様子を見てもふざけている様子は無い。

「彼氏って言われても……俺は瑞希としかーー」
以下略



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