過去ログ - ディケイド「……ドライブの世界か」【仮面ライダー】
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18: ◆r0ftaGgSPOUQ[saga]
2015/02/12(木) 01:21:53.17 ID:GBrbUN+00
ドライブの世界の仮面ライダーと士達が運命の出会いを果たした同時刻……

???「フフ……これはすごいお宝だ」

ロイミュード幹部が現在の根城としている建物近くに止まっていた、チェイサーの駆るバイク、ライドチェイサーを眺めながら、1人の青年が楽しげに鼻歌を歌っていた。その背後に、長めの赤いジャンパーを羽織った屈強な男が現れる。

???「何だい、生憎僕は今忙しいんだけれど」

振り返らないまま話す青年に、赤い男はゆっくりと口を開いた。

ハート「そのバイクは友達の大切な乗り物なんだ。君のような悪党が触れていいものじゃない」

???「悪党とは失礼な奴だ。僕は海東……通りすがりのトレジャーハンターさ」

ハート「怪盗……? 君が噂に聞く怪盗ルパンなのか? だとしたら、尚更そのバイクを盗ませる訳にはいかないな」

ハートは両の拳を正面に構え組むと、ゆっくりと下ろしながら怪人態であるハートロイミュードへと姿を変えた。

海東「ルパン……聞いたことがある、世紀の大泥棒怪盗ルパン……その情報、このバイクと共に力づくでいただくとしよう」

ようやく振り返った海東はニヤリと微笑みながら、カードをディエンドライバーに装填する。

カメンライド ディエンド!

銃身から天に向かい発せられたバーコード状の物体が回転し頭部に振りそそぐと同時に、青い虚像が重なり合い、マゼンダ色の青い仮面ライダー、仮面ライダーディエンドが姿を現す。

ハートロイミュード「驚いたな、まだ仮面ライダーの仲間がいたか!」

海東「おっと、僕をそこらの奴と一緒くたにされちゃあ心外だなぁ」

ハートロイミュード「何故バイクを狙う?」

海東「君には僕の気持ちなんて分からないだろうね」

ハートロイミュードから繰り出される重く、素早い拳をひらりと躱しながら、ディエンドはカードを装填する。

アタックライド ブラスト!

複数に分身した銃身から繰り出される弾丸も、ハートロイミュードは意に介さず突進攻撃を仕掛けてくる。予想外の反撃に一瞬ひるんだ海東は、両の腕でガードの構えを取るも、堪らず吹き飛ばされる。

海東「うーん、あんまりド突き合いは僕の柄じゃないんだよね……ここは彼等に任せるか」

突進の衝撃で煙を上げる胸部の装甲を払い、暫し思案して、海東は2枚のカードを取り出す。

カメンライド ブラーボ! 

海東「君もいってらっしゃい」

カメンライド ナックル!

ディエンドライバーから撃ち出された2つの虚像は、ハートロイミュードの前でいくつも交差しやがて実体を伴い具現化する。

ブラーボ「さぁ始めますわよ! 破壊と暴力のパジェントを!」

ナックル「しゃあっ、いくぜ!」

ハートロイミュード「何っ!? くっ、邪魔をするなあ!」

突如として現れた2人の仮面ライダーの攻撃に、ハートロイミュードはディエンドへの行く手を遮られながら拳を繰り出す。

海東「ふう、少し一休みといくか」

対して余裕の様子の海東は、ライドチェイサーに腰掛け戦いを観戦するのであった。


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