13:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 12:35:29.36 ID:JlWTjnQo0
━━卒業式後━━another story
情けない話、俺はふられて、友達以下になってもなおずっと女のことが好きだった。
だから、俺は猛アピールを続けた。
14:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 12:41:46.56 ID:JlWTjnQo0
この歌は覚えている。
前に友達がふられた時にずっとリピートして何回も聞かされていた曲だった。
その時はその友達を励ましていたが、この歌詞の意味は理解できなかった。
15:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 12:45:20.55 ID:JlWTjnQo0
それからもアピールはし続けた。
だから、決着をつける日は前から決めていた。
『卒業式後』である。
16:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 12:50:45.16 ID:JlWTjnQo0
しかし、女は聞いてくる。
女「どうしたの?」
男「うん。」
17:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 12:54:32.66 ID:JlWTjnQo0
女のふーっと息を吐く音が聞こえた。
そして女は話し始めた。
女「もう私のこと好きにならないほうがいいって言ったよね?」
18:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 12:58:52.99 ID:JlWTjnQo0
女「好きだって言ってくれるのはうれしいよ…けど…」
女「なんで私なんかを好きっていうの…」
女「自分勝手でわがままで男をふった最低な女だよ」
19:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 13:03:51.08 ID:JlWTjnQo0
しかし、男の中で何かが弾けた。
男「このままじゃダメだよな」
男「決着をつけなきゃいけないよな」
20:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 13:09:37.38 ID:JlWTjnQo0
同時に震えているのがわかる。
男が怖いのであろうか。
女「離して…」
21:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 13:14:02.11 ID:JlWTjnQo0
女「呼び出された時から告白されるって思ってた」
女「断ろうとも思ってた」
女「だけど、男の顔を見たらいろんなこと思い出した」
22:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 13:16:43.41 ID:JlWTjnQo0
女「私も…男のこと好きだよ…」
言われた瞬間は何を言っているのかが分からなかった。
が、俺は遅れて理解した。
23:名無しNIPPER
2015/02/12(木) 13:20:19.45 ID:JlWTjnQo0
ふられた時は本当に悲しくて、どうしていいかもわからず、ただひたすらに女にアピールし続けた。
いまなら、冷静になりいまするべきことが分かるような気がする。
女を抱きしめた。
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