過去ログ - 怜「うちと一緒に夢の国行かへんか?」
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40: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/04/10(金) 00:10:28.07 ID:X4WZdLlyo
その夜はアタルの家に泊めてもらうことになった。

怜はアタルから借りた『ナコト写本』に夢中で中々寝ようとしない。

私も最初は怜の隣から覗き見ていたが、なにが書かれてあるのかさっぱり読めず、怜の解説も退屈だったので先に寝ることにした。



気がつくと廃墟としか呼べない建物の中にいた。辺りに電灯の類はなく、月明かりのみが私の視界を支えている。

私は漠然とこれが夢であることに気づいた。

夢の国で眠っても夢を見るんだ――そんなことをぼんやりと考えていると、なにものかの気配が近づいて来るのを感じた。

恐ろしい気配であったが、私は冷静だった。これは夢。目覚めてしまえばなんということはないのだ。

意識を覚醒させようと試みる。……が、目覚める気配はない。

途端に恐怖が押し寄せてきた。


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