過去ログ - 神谷奈緒「魔法使いの弟子」 -SS速報VIP

過去ログ - 神谷奈緒「魔法使いの弟子」

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31:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 17:14:37.99 ID:J2PNYfDpo

それからしばらく、無言で並び歩く。
二月の風が容赦なく肌を撫で付けた。

　「順序は付けられないが」

32:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 17:31:09.95 ID:J2PNYfDpo
― ＝ ― ≡ ― ＝ ―

服でも見繕ってやろうか。

そんなPさんの提案に、あたしは一も二も無く頷いた。

33:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 17:50:28.06 ID:J2PNYfDpo

何でも無いような顔で、Pさんが懐から取り出したデジカメを確かめる。

こ、こいつ……っ！

34:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 18:10:18.15 ID:J2PNYfDpo
― ＝ ― ≡ ― ＝ ―

　「…………」

　「これで依頼の20通り達成と。どうした奈緒、元気無いな」

35:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 18:26:44.52 ID:J2PNYfDpo

　「似合ってる、ってな。言おうとしたんだ、一瞬」

　「言やいいだろ」

36:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 18:40:45.21 ID:J2PNYfDpo

　「……奈緒」

37:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 19:00:47.52 ID:J2PNYfDpo
― ＝ ― ≡ ― ＝ ―

　「はー……まだダメージ残ってんな……」

修理された携帯を受け取って、女子寮へ帰って来た。

38:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 19:11:12.67 ID:J2PNYfDpo

　「何の事やら」

無駄な抵抗を試みる。
端から無駄だと分かりきってる辺り空しい。

39:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 19:21:13.35 ID:J2PNYfDpo

　「で、Pさんに電話したら奈緒の携帯が修理中だって言うじゃない？」

　「私達もさ、疑って悪かったと反省したんだよ」

40:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 19:26:51.44 ID:J2PNYfDpo

凛が携帯の画面をあたしへ向ける。
『コーディネートはこーでねーと』の文面と共に。
Pさんプロデュース、神谷奈緒ファッションショーの写真がずらりと並んでいて。

41:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 19:27:20.19 ID:J2PNYfDpo
― ＝ ― ≡ ― ＝ ―

おしまい。

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