過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 24】
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◆3ZxXgUosIQ
[saga]
2015/02/16(月) 02:22:35.13 ID:N+mFJB000
――会場前
独楽「あらら…。予想よりも酷いですね」
颯「入口を固めるのはイージスアーマーと、グラスパーが1人…」
ベリアル「機関の増援か? だが、無意味だ。貴様ら如きが、ここを通ることなどできまい」
独楽「ちなみに、それ、わたし達のことを知った上での発言ですか? だったらすごい自信だなって関心しちゃうけど」
ベリアル「有象無象などは知らん」
颯「なるほど、阿呆か」
独楽「もしくは…よっぽど、腕に覚えがあるかって感じですね。現場は久しぶりだけど、手加減はしないよ」
ダンッ
ダンッ
独楽と颯が、同時に地を蹴った。
ベリアルが両手を前に出し、その手を握り締める動作をすると、連動して独楽の左腕と颯の右足がぐしゃりと音を立てて潰れる。
血が噴き出して、砕けて突き出た骨が肉と皮膚を破って外気にさらされる――。
独楽「っ…!?」
颯「こいつ――」
ベリアル「圧力の異能。退屈をしていたんだ、楽しませてみろ。遊んでやるぞ、機関の犬ども!」
独楽「2本の足があれば、大して問題にならないんだけどねっ…!」
独楽が地面を爪先で削りながら思いきり蹴り上げた。
抉り出されたブロックの地面が球状にまとまり、バーニッシュをかけられながらベリアルへと向かう。
だがそれをベリアルは引き抜いた拳銃で撃ち抜いて弾き飛ばしてしまう。
颯「お前が喧嘩を売っているのは機関の頭だ――」
空中から水滴が落ちてきてベリアルが顔を上げる。
だが、それは水滴のように感じただけの微細なスライムだった。降り注いだスライムが同時にベリアルに向かって結集する。
下半身をスライムに絡め取られてもベリアルは動じることなく、右腕を砕かれたまま向かってくる独楽を見据える。
ベリアル「俺の異能は無敵だ。丸ごと潰れて消えろ――!」
両手を思いきり胸の前で合わせて、ベリアルが独楽の身体を丸ごと潰しにかかる。
だが、その手が合わさるタイミングを目で見て、体にかかった圧力を感じた瞬間に独楽はコートを使ってそれを逃れた。
独楽「見え見えだよ? そのアクション」
ベリアル「見切っただと…!?」
独楽「颯さんのスライムに捕まってるんだし、もう逃げることだってできない。舐めてかかられてなかったら、ちょっと危なかったかもね」
ズズズッ
スライムがベリアルの腰まで這い上がり、一気にその全身を包み込んだ。
最後の足掻きで再び両手を合わせようとしたベリアルだったが、独楽が再び蹴球の異能でボールを蹴り込む。
パシッ
独楽「ナイスキャーッチ! いいキーパーになれるよ!」
べリアルの手にサッカーボールサイズの土塊が収まり、異能が不発に終わる。
そのままスライムに全身を飲み込まれ、ベリアルは完全に動けなくなってしまった。
颯「独楽、傷の具合は?」
独楽「腕1本は…さすがに、痛いですね…。颯さんこそ、足は?」
颯「スライムで補強をしてやれば問題はない」
ザザッ
リダ『独楽ちゃーん、颯さーん! リダでーす! えっとね、グラスパーズ・プリズンに収容されてるブラック・ライト構成員を出せって』
リダ『さもなければ、会場にいる人質は丸ごと死んじゃうから1時間以内に決断をしてって脅迫声明が東京支部に届いてるってさ』
独楽「分かった、ありがと、リダ。これから中に突入するから、東京支部から腕利きを何人か増援にちょうだいって言っておいて」
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