過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 24】
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500: ◆3ZxXgUosIQ[saga]
2015/02/16(月) 02:53:43.28 ID:N+mFJB000

 ――会場内

ハワード「はぁあああああああああああ――――――――――――――――っ!」

 バチバチィィッ
 ブワァアアアアアッ

 電撃で肉体を異常活性させ、それをガイアでさらに強化する。
 電光を纏いながらハワードが飛ぶと、その雷の軌跡が残光となって駆け巡る。

不知火「こいつ…!」

 ドッゴォォォォッ
 バチバチィィッ

 ハワードのただの体当たりを、不知火がガイアを使って、全力で踏ん張って止める。
 だが、触れた傍から電撃が不知火の身体を焼き焦がし、その怯みで力は緩んでハワードに呆気なく吹き飛ばされる。
 壁を破ってそのまま無人になっていた通路に不知火が転げ出るが、ハワードの怒りと勢いは収まることを知らずに襲いかかる。

不知火「コート…!」

 不知火がコートでハワードを受け流し、両手に星業銃を構えた。
 銃口から凄まじい光条が次々と吐き出されて、受け流されたまま壁にぶつかっていったハワードに浴びせられる。

 ドゴォォォンッ
 ドッゴォォォッ

不知火「この集中砲火なら、どんなバケモノだろうが…!」チャキッ

 シュウゥゥゥ…

 舞い上がった濃密な粉塵。ハワードの脅威は身を持って体験した。
 普段ならば、もう死んだものと確信ができるが、不知火はただならぬものを感じ取っていた。

不知火「まだ…生きて…」

 嫌な予感が的中するだが、直撃もしているのはハワードの傷を見れば明らかだった。
 両腕でかばったのか、焼けただれて筋繊維が剥き出しになった左腕、それよりも酷く、中指から小指まで吹き飛んで欠損した右手。

不知火「死に損ないが…」

ハワード「俺に異能をまた使ってみろ」

不知火「かけ直せば人質が溢れ出る。その手には乗らん」

ハワード「…てっきり、もう解いていたかと思ったな」

 ザッ

不知火「!?」クルッ

凪「――お前は、許さないからな」

 背後から迫っていた凪に気づいて、不知火が星業銃を構えた。
 突き出されたロッドの側面を星業銃で叩き落とし、不知火が回し蹴りを放つ。

凪「くそっ…!」シュタッ

 蹴りを右腕で防ぎながら凪が受け身を取り、身構える。
 ハワードが血を垂らしながら一歩前へ出て、不知火ににじり寄る。

不知火「何故動ける…!?」

凪「外骨格パワーアシストウェア――だって」

ハワード「衣装の下につけろと言われていたあれか…。俺のはもう壊れたが」

凪「筋肉が衰えたような人でも、動けるようにするのが本来の目的なんだって。で、こいつの異能は肉体に作用してるんじゃなくて…えっと…」

凪「忘れたけど…筋肉動かす体の仕組みに作用をしてるだけだから、外部からの力が加われば動けないことはないんだってさ」

凪「で、この外骨格パワーアシストウェアは脳の微弱な電流を感知して、体を動かすことをフォローしてくれるから動けちゃう」

凪「伝達速度の問題で思った通りになかなかいかないけど…馴れれば余裕っしょ」

凪「折角、グラバトイベント出れたのに台無しにしやがって…。ちなみに今の俺はハワードなんかより、よっぽど怒ってるからな!」

                                               ―――――― to be continued ...



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