過去ログ - 花陽「ふたり乗り タイムカプセル」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 04:38:45.30 ID:32fv2ES+o

「で、どうしたの?」

 ひょこって前から顔を出した凛ちゃんの目。

 まだ手のひらは泡だらけで、
 私の身体を洗ってる間もぎゅーってしてたから、
 凛ちゃんの胸元も花陽のボディソープまみれです。

 ごはん粒みたいに白い泡が、
 私たちだけの皮膚みたいだって思ったのは、
 たしか高校受験の少し前でした。

「どうした、って……凛ちゃん、なんでもないよ」

 そう言ったのに凛ちゃんったら「うっそだぁ」って少し笑うんです。

 凛ちゃんがうそだっていうから、たぶんうそなんだ。
 花陽、どうかしちゃってたんだろうな。
 隠しごと、へたっぴだから。




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