過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」久「もうちょっと、近づいて」
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◆fUP.t6E/JbsR
[saga]
2015/02/14(土) 23:45:53.37 ID:MqsYjPJY0
2月14日――の、前日。
真冬の北海道であるにも関わらず、彼女たちのキッチンは非常に白熱していた。
バレンタインという、乙女にとっての一大イベントを前にしているのだから、それは当然のこと。
だが――
「なるか、血は調味料にはならないから。そのナイフ置いて」
「ユキ、ヘラを胸に当てて何してるの? まさか部室で『私を食べて――』なんて、しないでしょうね」
「揺杏、砂糖と塩間違えてるわよ」
「爽、あなたが摘み食いしてるの――それ、私のじゃない?」
ああもう!とキッチンに誓子の悲鳴に近い叫びが響く。
あまりにフリーダム過ぎる部員たちを前に、彼女の気苦労は募るばかり。
「……ここまでさせるんだから、お返しは期待していいわよね?」
――とにかく甘いモノで、癒されたい。
渡す側だというのに、誓子は強くそう思うのだった。
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