過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」久「もうちょっと、近づいて」
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492: ◆fUP.t6E/JbsR[sage]
2015/03/05(木) 08:50:58.52 ID:Y+Zh2OnFO
ふと、背中から首に回される腕。

密着した彼女の吐息が、うなじの辺りを擽るのを感じた。


「今日は、やけに甘えん坊ですね」

「……ん」


何があったのか、彼女は語らない。

さっきまで部室のベッドで仮眠をとっていたのだから――何か、特別な夢でも見たのだろうか。


「……ちょっとだけ」


こうして部活が始まる前に彼女から甘えて
のは珍しいが、悪い気はしない。

むしろ望むところであり、京太郎は頰を緩めて彼女の頭を撫でた。


「あったかい……」


短い間でも、互いの温もりを味わう二人。


肩口に残った髪の毛から、後から来た部員に妙な勘繰りをされることになるが――それはまた、別の話である。



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