過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」久「もうちょっと、近づいて」
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652: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2015/03/11(水) 00:14:12.77 ID:Xny3Ofnm0
「あっ」

「あ」


ホテルから出て、会場へ向かう途中。

ばったりと、久に出会した。

指の怪我も少しずつ治ってきているようで、顔色も良くなっている。


「こんにちは、先生」

「おう……咲たちは?」

「もう行ってるわ。私はちょっと忘れ物しちゃったから」

「そうか……」

「……先生、大丈夫? 顔色悪いけど」

「いや……大丈夫だ」


不快感は未だ胸に残るが、無視すれば問題ないレベルだ。

とはいえ教え子に心配をかけさせたのは事実であるため、京太郎は少し気を引き締めた。


「そう……なら、いいけど」

「ああ……」


二人並んで、会場までの道を歩く。

久は個人戦には出ないが、いよいよ終わりが近付いているインターハイに向けて何か感じるものがあるのだろう。

平静を装っているが、どこか緊張しているように見えた。


「……ね、先生?」

「ん?」

「私ね――先生に会えて本当に良かったって、思ってるの」


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